【サロン経営者向け】エステの施術同意書とは?必要性・記載項目・書き方・注意点まで完全解説
エステサロンでは、お客様の肌や身体に直接触れて施術を行うため、施術前の説明や確認がとても重要です。
「施術同意書は必ず用意したほうがいい?」
「どんな項目を書けばいい?」
「免責事項を書いておけばトラブルを防げる?」
「紙ではなく電子化してもいい?」
このような疑問を持つサロン経営者の方も多いのではないでしょうか。
エステの施術同意書は、施術内容や注意事項、起こり得るリスクなどをお客様に説明し、内容を確認・理解したうえで施術に同意してもらったことを記録するための重要な書類です。
ただし、同意書にサインをもらえば、すべてのトラブルを防げるわけではありません。
大切なのは、同意書を単なる「免責のための書類」と考えるのではなく、施術前に必要な説明を行い、お客様の健康状態や注意事項を確認し、その内容を適切に記録・保管することです。
また、同意書を作成していても、
・必要な項目が記載されていない
・お客様への説明が不十分
・同意書と施術記録が別々に管理されている
・必要なときに過去の同意内容を確認できない
といった状態では、十分に活用できません。
そこで本記事では、エステサロン経営者・スタッフの方に向けて、施術同意書の必要性から記載しておきたい項目、書き方・例文、作成時の注意点、保管・管理方法までわかりやすく解説します。
これから施術同意書を作成するサロンはもちろん、すでに同意書を使用しているサロンも、現在の内容や管理方法を見直す際の参考にしてください。

エステの施術同意書とは?
エステの施術同意書とは、施術内容や注意事項、考えられるリスクなどについてお客様に説明し、その内容を理解したうえで施術を受けることに同意したことを確認・記録するための書類です。
フェイシャルや痩身、脱毛などのエステ施術では、お客様の肌質や体調、既往歴などによって施術後の反応が異なる場合があります。
そのため施術前に、
・どのような施術を行うのか
・どのような効果が期待できるのか
・どのようなリスクや注意点があるのか
・施術を控えるべきケースはあるのか
・施術後に注意することは何か
などを説明し、お客様とサロンの双方で認識を合わせておくことが重要です。
施術同意書は、その説明と同意の内容を後から確認できる形で残す役割があります。
エステの施術同意書は必ず必要?
すべてのエステ施術について、一律に「施術同意書を取得しなければならない」と定められているわけではありません。
しかし、施術に伴うリスクや注意事項をお客様に理解してもらい、「言った・言わない」といったトラブルを防ぐためにも、施術同意書を用意しておくことはサロン運営上重要です。
特に、
・肌への刺激を伴う施術
・機器を使用する施術
・体質や健康状態によって施術可否が変わるメニュー
・施術後に赤みや刺激などが生じる可能性があるメニュー
・初めて来店するお客様への施術
などでは、事前説明と確認を丁寧に行い、その内容を記録しておくことが大切です。
⭐ ポイント
「同意書に署名をもらうこと」自体を目的にするのではなく、お客様が施術内容やリスクを理解・納得したうえで施術を受けられる状態をつくることが重要です。
施術同意書とカウンセリングシートの違いは?
施術同意書とカウンセリングシートは似ていますが、主な役割が異なります。
| 書類 | 主な目的 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 施術同意書 | 施術内容を説明し、同意を確認する | 施術内容、リスク、注意事項、禁止事項、署名など |
| カウンセリングシート | お客様の状態や希望を把握する | 肌質、体調、既往歴、アレルギー、悩み、希望など |
| 施術記録・カルテ | 実際に行った施術を記録する | 施術日、施術内容、使用機器・化粧品、肌状態、施術後の反応など |
たとえば、カウンセリングシートで「肌が敏感」「特定の化粧品で肌荒れした経験がある」と確認できた場合、その情報をもとに施術内容を検討し、必要な注意事項を説明したうえで同意を得る、といった流れになります。
そして施術後は、実際に行った内容やお客様の状態をカルテに残しておきます。
つまり、
「お客様の状態を確認する」
↓
「施術内容・リスクを説明して同意を得る」
↓
「実際に行った施術を記録する」
という流れで考えると、それぞれの書類の役割がわかりやすくなります。
施術同意書だけを用意するのではなく、カウンセリング情報や施術履歴まで含めて管理することが、適切なサロン運営につながります。
では次に、施術同意書を用意することでサロン側にどのようなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。

エステサロンで施術同意書を用意するメリットは?
施術同意書を用意する大きなメリットは、お客様とサロンの認識のズレを減らし、施術後のトラブル防止につなげられることです。
単にサロンを守るための書類ではなく、お客様が安心して施術を受けるための確認手段としても役立ちます。
1. 施術内容やリスクを事前に共有できる
エステ施術では、お客様が期待している内容と実際の施術に違いがあると、トラブルにつながることがあります。
たとえば、
・1回で必ず効果が出ると思っていた
・赤みが出る可能性を知らなかった
・施術後に避けるべき行動を知らなかった
・自分の体調では施術を受けられないことを知らなかった
といった認識の違いです。
施術前に同意書の内容に沿って説明することで、「どのような施術なのか」「どのような注意点があるのか」をお客様と共有しやすくなります。
2. 「言った・言わない」のトラブルを減らせる
口頭説明だけでは、時間が経ったときに説明内容を正確に確認できないことがあります。
施術同意書に説明事項や確認事項を記載し、同意を得た記録を残しておけば、後から「施術前にどのような説明をしていたのか」を確認できます。
特に複数のスタッフが施術を担当するサロンでは、説明内容を統一するという意味でも有効です。
3. お客様自身にも注意事項を確認してもらえる
同意書を活用することで、お客様自身が体調や既往歴、アレルギーなどを改めて確認するきっかけにもなります。
施術内容によっては、
・妊娠・授乳の有無
・通院や服薬の状況
・アレルギーの有無
・肌トラブルの有無
・美容医療などを受けた時期
などの確認が必要になることもあります。
お客様から得た情報をもとに、必要に応じて施術内容の変更や施術を見合わせる判断につなげることも重要です。
4. スタッフごとの説明のばらつきを抑えられる
スタッフが複数いるサロンでは、「スタッフAは説明したけれど、スタッフBは説明していなかった」といった差が生まれる可能性があります。
施術ごとに同意書や確認項目を整備しておけば、説明すべき内容を標準化しやすくなります。
新人スタッフの教育や、店舗間で施術フローを統一したい場合にも役立つでしょう。
5. トラブル発生時に過去の内容を確認できる
施術後に肌トラブルなどの申し出があった場合は、同意書だけでなく、カウンセリング内容や施術記録も含めて当時の状況を確認することになります。
そのため、
| 確認したい情報 | 内容 |
|---|---|
| 同意書 | どのような説明・確認を行ったか |
| カウンセリング | 施術前の肌・体調・既往歴など |
| 施術カルテ | 実際に行った施術内容 |
| 施術履歴 | いつ・どのメニューを受けたか |
| 担当者 | 誰が説明・施術を行ったか |
といった情報を紐づけて管理できる状態が理想です。
⭐ポイント
施術同意書は「サインをもらえば安心」というものではありません。重要なのは、適切なカウンセリングと説明を行い、お客様の同意を得たうえで、その内容を後から確認できるよう記録・保管することです。
では次に、実際にエステの施術同意書には「何を書けばいいのか」、記載しておきたい項目を具体的に見ていきましょう。

エステの施術同意書に記載しておきたい項目は?
エステの施術同意書には、施術内容だけでなく、リスク・注意事項・健康状態・施術後の過ごし方など、お客様が施術を受けるか判断するために必要な情報を記載します。
サロンや施術内容によって必要な項目は異なりますが、基本的には次のような内容を検討しましょう。
| 記載項目 | 主な内容 |
|---|---|
| お客様情報 | 氏名・生年月日・連絡先など |
| 施術内容 | 施術名・施術部位・使用する機器など |
| 施術の説明 | 施術方法や期待できる内容 |
| リスク・副反応 | 赤み・痛み・腫れ・刺激など起こり得る反応 |
| 健康状態 | 既往歴・通院・服薬・妊娠など |
| アレルギー | 化粧品・薬剤などに対するアレルギー |
| 施術を控える条件 | 体調や肌状態など施術できないケース |
| 施術後の注意事項 | 入浴・飲酒・運動・紫外線対策など |
| キャンセル等 | 必要に応じて予約変更等のルール |
| 個人情報 | 取得した情報の利用目的など |
| 写真利用 | Before・After写真等を使用する場合の同意 |
| 同意・署名 | 氏名・署名・同意日など |
すべてを一枚の同意書に詰め込む必要はありません。
カウンセリングシートや利用規約など、ほかの書類と役割を分けながら、サロンに必要な項目を整理することが大切です。
1. 施術内容を具体的に記載する
まず、「何の施術に同意したのか」がわかるようにします。
施術名だけでなく、必要に応じて施術部位や使用する機器・化粧品なども記載しておくと、後から確認しやすくなります。
「美容施術に同意します」のような曖昧な表現ではなく、対象となる施術がわかる内容にしましょう。
2. リスクや施術後に起こり得る反応を記載する
施術によって起こり得る反応がある場合は、事前に説明します。
たとえば施術内容によって、
・赤み
・ヒリつき
・腫れ
・かゆみ
・乾燥
・痛みや刺激感
などが生じる可能性があります。
ただし、「必ず起こる」「絶対に起こらない」と断定するのではなく、施術内容に応じた適切な説明を行うことが重要です。
3. 健康状態・既往歴・服薬などを確認する
安全に施術を行うため、お客様の健康状態について確認しておきます。
既往歴や通院・服薬状況、妊娠・授乳、アレルギーなど、施術可否に関係する情報を確認しましょう。
ただし、必要以上に健康情報を集めるのではなく、その施術を安全に行うために必要な範囲で確認することが大切です。
4. 施術後の注意事項を記載する
施術後の過ごし方によって、肌や身体の状態に影響する場合があります。
そのため施術内容に応じて、
・当日の入浴やサウナ
・激しい運動
・飲酒
・紫外線
・ホームケア
・施術部位への刺激
などについて注意事項を伝えます。
口頭で説明するだけでなく、お客様が帰宅後にも確認できるようにしておくとよいでしょう。
5. 写真を使用する場合は別途確認する
Before・After写真を撮影し、ホームページやSNS、広告などに掲載するサロンもあります。
その場合は、施術への同意とは分けて、
「撮影そのものに同意するのか」
「どこへの掲載を認めるのか」
「顔を出してよいのか」
などを明確に確認できる形にしておくと安心です。
施術を受けることへの同意と、写真を広告等に使用することへの同意を一括りにしないことがポイントです。
6. 日付・署名などを残す
最後に、お客様が内容を確認して同意したことがわかるよう、署名や同意日などを記録します。
電子化する場合も、「誰が・いつ・どの内容に同意したのか」を後から確認できる形で保存しておくことが重要です。
⭐ ポイント
施術同意書は、インターネット上のテンプレートをそのままコピーするのではなく、自店の施術内容・使用機器・リスク・運用方法に合わせて作成しましょう。
次は、これらの項目を実際の書類にするとどのようになるのか、「エステ施術同意書の書き方・例文」を紹介します。

エステ施術同意書の書き方・例文
エステの施術同意書は、難しい表現を並べるのではなく、お客様が「何に同意するのか」を理解できるよう、わかりやすく具体的に作成することが大切です。
ここでは、施術同意書を作成する際の参考として、基本的な例文を紹介します。
エステ施術同意書のテンプレート例
【施術同意書】
私は、下記の施術についてスタッフから説明を受け、施術内容・注意事項等を確認したうえで施術を受けることに同意します。
【施術内容】
施術名:______________
施術部位:_____________
施術日:__年__月__日
【施術に関する確認事項】
・施術内容について説明を受け、内容を確認しました。
・施術によって赤み、ヒリつき、腫れ、かゆみなどの反応が生じる可能性があることについて説明を受けました。
・現在の健康状態、既往歴、服薬状況、アレルギー等について必要な情報を申告しました。
・体調や肌状態等によっては、施術内容の変更または施術を受けられない場合があることを確認しました。
・施術後の注意事項について説明を受け、その内容を確認しました。
上記について説明を受け、内容を理解したうえで施術を受けることに同意します。
お客様氏名:____________
署名:_______________
同意日:__年__月__日
担当スタッフ:___________
※上記は一般的な構成例です。実際に使用する場合は、提供する施術・使用機器・化粧品・運用方法等に合わせて内容を調整してください。
同意書は施術メニューに合わせて内容を変更する
施術同意書は、すべてのメニューでまったく同じ内容にするのではなく、施術ごとの特徴やリスクに合わせて作成することが重要です。
たとえば、
・フェイシャル
・痩身
・脱毛
・ピーリング
・機器を使用する施術
などでは、確認すべき健康状態や注意事項、施術後に起こり得る反応が異なります。
共通する項目は統一しつつ、施術ごとに必要な説明を追加すると運用しやすくなります。
「一切責任を負いません」と書けば免責される?
施術同意書を作成するときに注意したいのが、免責事項の書き方です。
たとえば、
「施術後に何らかのトラブルが発生しても、当サロンは一切責任を負いません」
と記載しておけば、必ずサロン側の責任を免れられるわけではありません。
同意書は、サロン側の責任をすべてなくすための書類ではなく、「どのような説明を行い、お客様が何を確認して同意したのか」を記録するためのものとして考えることが重要です。
そのため、過度な免責表現を入れることよりも、
✅施術内容を正しく説明する
✅考えられるリスクを説明する
✅お客様の健康状態を確認する
✅施術後の注意事項を伝える
✅説明と同意の記録を残す
といった対応を丁寧に行いましょう。
テンプレートをそのまま使用しない
インターネット上には、さまざまな施術同意書のテンプレートがあります。
ひな形は項目を検討する際の参考になりますが、他店の同意書をそのままコピーすると、自店では行っていない施術について記載されていたり、逆に必要な注意事項が抜けていたりする可能性があります。
特に新しい施術機器やメニューを導入した場合は、メーカー等が示す使用上の注意事項や禁忌事項も確認し、自店の施術内容に合わせて見直しましょう。
⭐ ポイント
施術同意書は「一度作ったら終わり」ではありません。メニューや使用機器、施術方法、サロンの運用が変わったときには、同意書の内容も定期的に確認することが大切です。
次は、同意書を作成・取得するときにサロン側が特に注意したいポイントを整理していきます。

エステの施術同意書を作成・取得するときの注意点は?
施術同意書を用意していても、説明が不十分だったり、署名後の管理が適切でなかったりすると十分に活用できません。
サロン側は「署名をもらうこと」をゴールにせず、説明・確認・記録・保管までを一連の流れとして考えることが大切です。
1. お客様が理解できる言葉で説明する
専門用語ばかりの同意書では、お客様が内容を十分に理解できない可能性があります。
施術方法やリスク、注意事項などはできるだけわかりやすい表現にし、必要に応じてスタッフが口頭でも説明しましょう。
また、質問があった場合に確認できる時間を設けることも重要です。
2. 署名だけを先にもらわない
受付時に同意書を渡し、「ここにサインしてください」だけで済ませる運用は避けましょう。
基本的には、
施術内容の説明
↓
リスク・注意事項の説明
↓
健康状態などの確認
↓
お客様からの質問・確認
↓
内容を理解したうえで同意・署名
↓
施術
という流れで進めます。
⭐ ポイント
同意書は「説明したこと」と「同意したこと」を確認するための書類です。署名だけが残っていても、十分な説明を行ったことの代わりになるとは限りません。
3. お客様の状態に変化がないか確認する
一度同意書を取得したからといって、その後ずっと確認が不要になるわけではありません。
継続して来店しているお客様でも、
・体調が変化した
・新しく薬を服用し始めた
・妊娠した
・肌トラブルが発生した
・美容医療を受けた
・使用している化粧品が変わった
などの変化が生じる可能性があります。
来店時のカウンセリングなどを通じて、施術に影響する変化がないか確認できる運用を整えておきましょう。
4. 未成年者への施術は慎重に対応する
未成年のお客様に施術を提供する場合は、年齢や契約内容、サロンのルールなどに応じて、保護者への説明や同意を得る運用を検討する必要があります。
「本人から署名をもらったから問題ない」と一律に判断せず、契約に関するルールも含めて適切に対応しましょう。
サロン独自の「親権者同意書」を用意し、保護者の氏名や連絡先などを確認できるようにしているケースもあります。
5. 個人情報・健康情報の取り扱いに注意する
施術同意書やカウンセリングシートには、氏名や連絡先だけでなく、既往歴・服薬状況・アレルギーなどの情報が含まれることがあります。
そのため、取得する情報の利用目的を明確にし、第三者が簡単に閲覧できないよう適切に管理することが重要です。
紙の場合は保管場所、電子データの場合は閲覧権限やセキュリティなどについても確認しておきましょう。
6. 同意書を適切に保管する
同意書は取得して終わりではありません。
必要になったときに、
「いつ」
「誰が」
「どの施術について」
「どの内容に同意したのか」
を確認できる状態で保管しておくことが大切です。
特に紙で管理していると、来店数が増えるにつれてファイルが増え、「同意書はあるけれど、すぐに見つからない」という問題も起こりやすくなります。
また、同意書だけが別に保管されていると、当時のカウンセリング内容や施術履歴と照らし合わせるのに時間がかかります。
そこで次は、施術同意書を紙で管理する場合と電子化する場合の違い、さらにカルテや顧客情報と一緒に管理するメリットについて見ていきましょう。

エステの施術同意書は紙と電子どちらで管理する?
施術同意書は紙でも管理できますが、顧客数や施術メニューが増えてくると、検索や保管に手間がかかりやすくなります。
同意書を電子化し、顧客情報やカルテなどと紐づけて管理できる仕組みを整えることで、必要な情報を確認しやすくなります。
紙と電子管理の違い
| 比較項目 | 紙で管理 | 電子管理 |
|---|---|---|
| 導入のしやすさ | 始めやすい | システム等の準備が必要 |
| 保管スペース | 必要 | 抑えやすい |
| 過去の検索 | ファイルから探す | 検索しやすい |
| カルテとの確認 | 別々になりやすい | 紐づけやすい |
| 複数スタッフでの共有 | 手間がかかる場合がある | 共有しやすい |
| 紛失・劣化 | 注意が必要 | データ管理・セキュリティ対策が必要 |
小規模なサロンであれば紙でも運用できますが、顧客数やスタッフ数が増えるほど電子化のメリットは大きくなります。
同意書だけでなくカルテ・顧客情報と一緒に管理する
施術同意書を電子化するときに重要なのは、「紙をデータに置き換えること」だけではありません。
サロンでは、お客様一人に対してさまざまな情報が発生します。
・基本的な顧客情報
・カウンセリング内容
・施術同意書
・施術前の肌や身体の状態
・施術内容
・施術履歴
・Before・After写真
・次回来店時の注意事項
こうした情報がバラバラに保管されていると、必要な情報を確認するだけでも時間がかかります。
たとえば、お客様から施術後の肌について問い合わせがあったときに、
「どんな説明をしていた?」
「前回の肌状態は?」
「どの施術を行った?」
「以前にも同じ反応があった?」
といった情報をすぐ確認できれば、スタッフも状況を把握しやすくなります。
⭐ポイント
「同意書を電子化する」だけではなく、「お客様に関する情報をまとめて確認できる状態にする」という視点が重要です。
BEAUTY POSで顧客情報や施術履歴を効率よく管理
施術同意書とあわせて重要なのが、お客様の顧客情報や施術履歴を適切に管理することです。
エステサロンでは、お客様一人ひとりについて、
・基本的な顧客情報
・予約・来店履歴
・カウンセリングで確認した内容
・施術内容
・施術時の肌や身体の状態
・過去の施術履歴
・次回来店時に確認したい事項
など、さまざまな情報を管理する必要があります。
サロン向け顧客・売上管理システム「BEAUTY POS」では、予約管理・顧客管理・売上管理など、日々のサロン運営に必要な情報をまとめて管理できます。

また、オプションの電子カルテを活用すれば、お客様の施術に関する情報や履歴を記録し、次回来店時のカウンセリングや施術にも活用できます。
たとえば、過去の施術内容やお客様の状態を確認しながら接客できれば、担当スタッフが変わった場合でも情報を共有しやすくなります。
施術同意書を整備することはもちろん大切ですが、それだけでなく、日々蓄積される顧客情報や施術履歴を「必要なときに確認できる状態」にしておくこともサロン運営では重要です。
⭐ポイント
同意書・カウンセリング・施術記録にはそれぞれ役割があります。施術同意書の内容を見直すタイミングで、顧客情報や施術履歴の管理方法についても一緒に見直してみてはいかがでしょうか。

エステの施術同意書に関するよくある質問
最後に、エステサロンの施術同意書についてよくある疑問をまとめます。
Q1. エステの施術同意書は必ず必要ですか?
すべてのエステ施術について、一律に施術同意書の取得が義務付けられているわけではありません。
ただし、施術内容やリスク、注意事項について説明し、お客様が理解・同意したことを記録するためにも、施術同意書を用意しておくことはトラブル防止の観点から重要です。
Q2. 施術同意書にサインをもらえばサロンは免責されますか?
同意書に署名があるからといって、サロン側があらゆる責任を免れるわけではありません。
「何が起きても一切責任を負いません」といった免責事項に頼るのではなく、施術内容やリスクを適切に説明し、お客様の状態を確認したうえで施術を行うことが重要です。
Q3. 施術同意書とカウンセリングシートは一緒でもいいですか?
一枚にまとめることもできますが、それぞれの目的がわかるように項目を整理しましょう。
カウンセリングシートは健康状態や肌状態などを確認するもの、施術同意書は施術内容やリスクについて説明を受け、同意したことを確認するものという違いがあります。
Q4. 施術同意書は毎回書いてもらう必要がありますか?
施術内容やサロンの運用によって異なるため、一律に「毎回必要」「初回だけでよい」とは言えません。
前回から期間が空いている場合や、施術メニュー・使用機器・お客様の健康状態などに変化がある場合は、改めて確認が必要になることがあります。
一度取得して終わりにせず、来店時に体調や服薬、肌状態などの変化を確認できる仕組みを整えておきましょう。
Q5. 施術同意書は電子化してもいいですか?
電子化する場合は、誰が・いつ・どの内容に同意したのかを後から確認できる形で記録・保管することが重要です。
また、個人情報や健康に関する情報を扱うため、閲覧権限やセキュリティにも配慮しましょう。
まとめ|エステの施術同意書は「説明・同意・記録・管理」までが重要
エステの施術同意書は、施術内容やリスク、注意事項などをお客様に説明し、理解・同意を得たことを記録するための重要な書類です。
施術同意書を作成するときは、
✅ 施術内容を具体的に記載する
✅ 起こり得るリスクや注意事項を説明する
✅ 健康状態・既往歴・アレルギーなどを確認する
✅ 施術後の注意事項を伝える
✅ 過度な免責事項に頼らない
✅ 誰が・いつ同意したのかわかるようにする
✅ カウンセリングや施術履歴とあわせて管理する
といったポイントを押さえておきましょう。
特に注意したいのが、「同意書にサインをもらったから大丈夫」と考えてしまうことです。
施術同意書そのものがトラブルを防いでくれるわけではありません。
適切なカウンセリングと説明を行い、お客様が内容を理解したうえで同意してもらい、その記録を必要なときに確認できる状態にしておくことが大切です。
また、顧客数が増えてくると、紙の同意書やカルテを探すだけでもスタッフの負担になります。
BEAUTY POSでは、予約・顧客・売上などのサロン業務を一元管理でき、オプションの電子カルテも利用できます。
施術同意書を見直すタイミングで、「同意書を作る」だけではなく、カウンセリング情報や施術履歴をどのように記録・管理していくかについても、あわせて見直してみてはいかがでしょうか。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別のケースに対する法的助言ではありません。同意書や契約書等を実際に作成・運用する際は、提供する施術内容や最新の法令等を確認し、必要に応じて専門家へご相談ください。

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